ロストワックス 精密鋳造 ベトナム 合弁工場 工程紹介

弊社ベトナム合弁工場の実際の製造写真を使い、ロストワックス(精密鋳造)の全工程を13ステップでご紹介します。複雑な形状を高精度で量産できる鋳造法の流れを、ぜひご覧ください。

1
型成形

ワックスインジェクション

金型にワックスを注入し、製品の形状に成形します。最終製品の寸法精度を左右する、ロストワックス工程の出発点となる重要な工程です。

ロストワックス工程1 ワックスインジェクション 金型にワックスを注入して成形
2
型成形

ワックスツリー成形

製品形状に合わせたワックスツリー(骨格となる木の枝状の構造)を成形します。後工程でワックスピースを取り付ける土台となります。

ロストワックス工程2 ワックスツリー成形
3
型成形

ワックス修正

成形されたワックスを1個ずつ手作業で確認し、バリや不要な突起を丁寧に除去します。この手仕上げが最終製品の品質精度に直結します。

ロストワックス工程3 ワックス修正 バリを手作業で除去
4
型成形

ワックスツリー組付

修正済みのワックスピースを、こてを使って手作業でツリーに組み付けます。製品の配置や接合角度の精度が、後の鋳込み品質に大きく影響します。

ロストワックス工程4 ワックスツリー組付 手作業でこてを使いツリーに組み付け
5
型成形

ワックス洗浄

組み付けが完了したワックスツリーを洗浄し、表面の汚れや油分を除去します。この工程で異物混入を防ぎ、次のコーティング工程の密着性を高めます。

ロストワックス工程5 ワックス洗浄 異物混入防止のため洗浄
6
鋳型製作

シェルモールド製作

スラリー(泥)と砂を交互に塗布してワックスをコーティングし、鋳型(シェルモールド)を製作します。コーティングと乾燥を4〜6回繰り返すことで必要な肉厚を確保します。

ロストワックス工程6 シェルモールド製作 スラリーと砂を交互にコーティング
7
鋳型製作

シェルモールド乾燥

塗布したスラリーを乾燥させて固化します。ワックスは温度・湿度の影響を受けやすいため、乾燥室の環境を一定に管理することが高品質な鋳型製作の鍵です。

ロストワックス工程7 シェルモールド乾燥 温湿度管理のもとで乾燥・固化
8
鋳型製作

脱蝋(ワックス抜き)

固化したシェルモールドを加熱し、内部のワックスを溶かして取り出します。これによりシェルモールドの内部に製品形状の空洞が完成します。「ロストワックス」という名称はこの工程に由来します。

ロストワックス工程8 脱蝋(ワックス抜き) シェルモールドからワックスを溶かし出す
9
鋳型製作

焼成(シェルモールドを固める)

空洞化したシェルモールドを高温で焼成し、さらに強度を高めます。溶湯の注入圧力と熱に耐えられる鋳型に仕上げるための重要な工程です。

ロストワックス工程9 焼成 シェルモールドを高温で焼き強度を高める
10
鋳造

鋳込み(注湯)

焼成済みのシェルモールドへ、溶解した金属(溶湯)を流し込みます。精密鋳造の核心となる工程で、溶湯の温度管理と注湯速度が製品品質を決定します。

ロストワックス工程10 鋳込み 注湯 溶融金属をシェルモールドへ流し込む
11
仕上げ

型ばらし

金属が凝固したら、粉砕機でシェルモールドを破砕して製品を取り出します。鋳型は使い捨てのため、毎回新しいシェルモールドを製作します。

ロストワックス工程11 型ばらし 粉砕機でシェルモールドを破砕して製品を取り出す
12
仕上げ

切削(ツリーから切り離し)

ツリーに付いた状態で取り出された製品を、1個ずつ切り離します。切断位置と角度を一定に管理することで、次の研磨工程の負担を最小化します。

ロストワックス工程12 切削 ツリーから製品を切り離す
13
仕上げ

湯口研磨

切り離し時に製品に残ったツリーの痕(湯口)を1個ずつ研磨して仕上げます。

ロストワックス工程13 湯口研磨 切断痕を手作業で研磨して仕上げ

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